狩人の懺悔から始まった革堂行願寺の歩みは、いつの時代も罪を悔いる者や、理不尽な境遇に泣いた人々に温かな救いの手を差し伸べてきました。恐ろしい怪談として消費されがちな幽霊絵馬も、その実態は傷ついた魂を悼む至極の慈愛の証です。
京都御所東の穏やかな町並みに溶け込むこの名刹を訪れる際は、まず本堂の観音菩薩に静かに手を合わせ、千年にわたる人々の祈りに思いを馳せてみてください。足元で気ままにあくびをする猫たちの穏やかな姿こそ、行円上人が願った「生命への慈しみ」が現代に息づいている証拠といえます。 (出典: 革堂 行 願 寺(Yahoo!ニュース))