台湾グルメの代名詞である小籠包において、永康街はまさに最高峰の激戦区です。数ある店舗の中でも、味わい、コストパフォーマンス、利用シーンに応じて訪れるべき名店は明確に分かれます。
1位:鼎泰豊 新生店(旗艦店)& 信義店(創業本店)
まず知っておくべき決定的な事実は、永康街の入り口にある「信義店(本店)」は現在テイクアウト専門店として営業している点です。店内でできたてを味わいたい場合は、信義路を西へ徒歩3分ほど進んだ場所にある超大型店舗「新生店」へ向かう必要があります。職人が極限まで薄く伸ばした皮に、澄んだ旨味スープと上質な豚肉餡を包み込んだ小籠包(5個入り/10個入り)の完成度は、2026年現在も他店の追随を許しません。アプリを活用した整理券取得と待ち時間の可視化が進んでおり、以前よりも計画的に利用できるようになっています。
2位:好公道金鶏園(ハオゴンタオ・ジンジーユエン)
鼎泰豊の洗練された高級感とは対照的に、昔ながらの庶民的な風情と圧倒的なコスパでミシュラン・ビブグルマンの常連となっているのが好公道金鶏園です。1階の店頭で豪快に蒸し上げられる小籠包は、やや厚みのあるモチモチとした皮の中に、肉汁がたっぷり詰まった力強い味わいが特徴です。蟹みそ入り小籠包やサクサクのパイ生地で包んだ点心類も豊富で、気取らないローカルな雰囲気の中で本格点心を堪能できます。
3位:高記(カオチー)周辺の伝統点心
上海料理の伝統を受け継ぐ焼き小籠包(生煎包)のパイオニアとして知られた高記の流れを汲む点心も、このエリアでは見逃せません。鉄鍋で香ばしく焼き上げられた底面のカリカリ感と、ふっくらとした生地から溢れ出る熱々スープのコントラストは、通常の蒸し小籠包とはまた異なる至福の食体験をもたらします。