日曜日の医療アクセスに関して、インターネット上には医学的・制度的に誤った認識が散見されます。無用な混乱やトラブルを防ぐために、代表的な3つの誤解を正します。
1つ目の誤解は、「救急車を呼べば優先的に診察してもらえる」という都市伝説です。救急車で大病院に搬送された場合でも、到着時のトリアージ基準は同一です。軽症と判定された場合は救急待合室で後回しにされ、さらに救急車をタクシー代わりに呼んだ悪質なケースに対しては、自治体による費用徴収や厳格な指導が行われる運用が定着しています。
2つ目の誤解は、「休日当番医に行けば普段と同じ日数の薬がもらえる」という思い込みです。休日当番医や急患診療所での処方期間は、原則として「次の平日受診日までの1〜2日分」に限定されます。睡眠薬や抗不安薬などの向精神薬、一部の抗生物質については休日の初診患者への処方が厳しく制限されている点に注意が必要です。
3つ目の誤解は、「日曜日にやってる病院ならどこでも小児を診てくれる」という油断です。内科当番医であっても「小児科標榜がない施設では中学生未満の診察を断る」方針を掲げるクリニックは少なくありません。子どもの体調不良時は、必ず小児科専門医が当番を担当しているか事前に電話確認する必要があります。