企業のプロモーションやブランド製品として一定のクオリティを担保したい場合、専門の刺繍加工業者へ依頼するのが最も確実なルートです。
費用相場の内訳とロットごとのコスト構造
刺繍業者に依頼する場合、費用は「パンチング代(初回型作成費)」+「刺繍加工単価×枚数」+「ボディ代(持ち込み可否)」で構成されます。
- パンチング代(型代):3,000円〜8,000円程度(初回のみ。QRコードの複雑さにより変動)。
- 加工単価(1〜9枚):1枚あたり1,500円〜3,000円(小ロットは割高)。
- 加工単価(50枚〜量産):1枚あたり500円〜1,200円(大口ノベルティ向け)。
業者発注時に必ず確認すべき「チェックリスト」
一般的なネーム刺繍と異なり、発注側と工場側で認識のズレが生じやすい分野です。トラブルを防ぐため、以下の項目を発注仕様書に明記してください。
- 「読み取り保証」の有無:多くの刺繍業者は「QRコード刺繍は環境により読み取れない場合があるため保証外」としています。事前にテストサンプル作成(校正出し)が可能か確認すること。
- 誤り訂正レベルの指定:QRコード生成時の誤り訂正レベル(破損しても復元できる比率)は、セル数が細かくなりすぎない「レベルM(15%復元)」または「レベルQ(25%復元)」を推奨。最高レベルの「H(30%)」はセルが密集しすぎて刺繍向きではありません。
- 耐久性と洗濯テスト:アパレル製品の場合、繰り返しの洗濯で糸痩せや毛羽立ちが起き、半年後に読み取れなくなるリスクがあります。耐久性の高いポリエステルスパン糸での加工を指定しましょう。