白石蔵ノ介の包帯の秘密と強さの真実|四天宝寺部長の魅力を徹底解剖

白石蔵ノ介の包帯の秘密と強さの真実|四天宝寺部長の魅力を徹底解剖

白石蔵ノ介の包帯の秘密と強さの真実|四天宝寺部長の魅力を徹底解剖にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

白石のプレイスタイルの真髄は、「テニスのバイブル(聖書)」と称される完璧な基礎技術にあります。派手な必殺技や変則的な軌道に頼るのではなく、フォーム、打点、フットワーク、コースの打ち分けに至るすべての要素が教科書の模範解答のように正確無比です。

彼が全国のテニス関係者を震撼させた決定的な試合が、全国大会準決勝・シングルス3における青春学園・不二周助との直接対決です。不二といえば、中学テニス界において「天才」と恐れられ、公式戦のシングルスで一度も敗れたことがない無敗の伝説を持つプレイヤーでした。

この一戦で白石は、不二の繰り出す「三種の返し球(トリプルカウンター)」である燕返し、巨熊落とし、白鯨を、特殊な技で返すのではなく「徹底した基本技術とミスのない返球」によって完全に封じ込めました。不二が進化させた「蜉蝣包み」や「鳳凰返し」などの新技に対しても、動じることなくミリ単位のコースコントロールで対抗。最後はタイブレークの死闘を7-6で制し、不二周助に公式戦シングルスで史上初の土をつけた唯一の男となりました。

「んんーっ、絶頂(エクスタシー)!」という名言・決めゼリフは、自らの思い描いた通りの完璧な配球が決まり、快感に達した瞬間に出る彼ならではの感情表現です。完璧主義を貫き通す冷徹さと、テニスを心底楽しむ情熱が同居した戦いぶりは、多くの読者に鮮烈なインパクトを残しました。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。