公式発表がないなか、なぜネット上で『探偵はBARにいる4 製作中止 理由』という検索ワードが急増する事態になったのでしょうか。取材によって浮き彫りになった理由は主に3点存在します。
1. 大泉洋・松田龍平のトップ俳優化に伴う過密スケジュール
第1作公開当時と比べ、主演の大泉洋と相棒役の松田龍平の芸能界におけるポジションは大きく変貌しました。大泉洋は大河ドラマや大型映画の主演、国民的音楽番組の司会やソロ音楽活動まで多岐にわたる活躍を見せ、スケジュールは数年先まで埋まっている状態が常態化しています。松田龍平もまた映画賞の常連として国内外の話題作に引っ張りだこであり、両名の長期ロケ日程を真冬の北海道で押さえること自体のハードルが跳ね上がっています。
2. 極寒の北海道ロケとハードな肉体アクションの限界
本シリーズの魅力である「雪のススキノ」での泥臭いアクションや拷問シーンは、演者にとって極めて過酷です。過去作の完成披露イベントやテレビ特番において、大泉洋は「冬の札幌ロケは本当に寒くて死にそうになる」「雪の中に埋められるのはもう勘弁してほしい」とユーモアを交えて語っていました。この現場の過酷さを語ったジョークがネットニュース等で切り取られ、「大泉洋が続投を拒否した」「降板により製作中止になった」という誤解へと飛躍した側面があります。
3. シリーズの要である脚本開発のハードル
シリーズの脚本を一手に担ってきたヒットメーカー・古沢良太の手腕はシリーズ成功の屋台骨でした。しかし、古沢自身も大河ドラマや超大作映画の執筆が続き、オリジナル脚本で前作を超えるプロットを練り上げるための十分な開発期間を確保することが困難であったと見られています。