ネット上の掲示板やSNSでは、エアコン選びに関するいくつかの思い込みが散見されます。後悔を避けるために正しく理解しておくべき3つの盲点を取り上げます。
誤解1:木造戸建ての部屋に「6畳用」をつけても十分冷える
カタログに記載されている「6〜9畳」という表記は、「木造平屋なら6畳、鉄筋コンクリート造なら9畳」という意味です。南向きで日差しが強い部屋、最上階で屋根からの熱気を受ける部屋、あるいはキッチンと一体化した木造の部屋では、冷房負荷が想定を遥かに超えます。能力不足のまま稼働させると常時フル回転となり、冷えない上に電気代が高騰するため、環境によっては8畳用や10畳用へのサイズアップが必須です。
誤解2:フィルター自動お掃除機能があれば完全ノーメンテナンスでよい
お掃除機能が除去するのは主にプレフィルターのホコリだけであり、内部の熱交換器や送風ファンに付着するカビや油煙までは防ぎきれません。むしろ内部構造が複雑になる分、専門業者による分解クリーニング費用が通常タイプの1.5倍(約15,000円〜20,000円)に跳ね上がるというコスト面のデメリットが存在します。
誤解3:新製品が出た直後の最新モデルが最もお得である
費用対効果を最大化するなら、秋(9月〜10月)や春先(2月〜3月)に実施されるエアコン6畳型落ちセールを狙うのが定石です。エアコンの基本構造は1年程度で激変しないため、前年型落ちの型番を選ぶだけで、中位クラスの高性能モデルが30%〜40%オフの実質最安値水準で手に入ります。