メンマの材料の正体とは?麻竹の発酵プロセスと水煮で作る簡単レシピ

メンマの材料の正体とは?麻竹の発酵プロセスと水煮で作る簡単レシピ

メンマの材料の正体とは?麻竹の発酵プロセスと水煮で作る簡単レシピとはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

インターネットの掲示板やSNS上で長年語り継がれてきた怪談めいた言説に、「安物のメンマは使用済み割り箸を薬品で煮込んで作られている」というものがあります。食品ジャーナリズムの現場でも定期的に問い合わせが寄せられるこの噂ですが、結論から言えば科学的・経済的・法的にあり得ない完全なデマです。

この都市伝説が広がった背景には、1980年代から1990年代にかけて放送されたテレビ番組のジョーク企画や、中国の粗悪品問題を揶揄したネットミームの存在が指摘されています。木材(パルプ)に含まれるセルロースと、竹の植物性繊維が似たような筋状の構造をしていることから、「薬品で煮溶かせばメンマの食感になるのではないか」という都市伝説的な飛躍が生まれました。

しかし、木材のセルロースを人が噛み切れる柔らかさまで化学処理するには莫大なコストと劇薬が必要であり、安価な麻竹を輸入して発酵させる正規ルートに比べて製造コストが数十倍に跳ね上がるため、ビジネスとして到底成立しません。さらに、厚生労働省の輸入食品監視指導計画に基づく厳格な検疫・残留農薬検査・成分分析が行われており、木材加工品が食品として流通する余地は皆無です。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。