数ある定食ラインナップの中で、来店者の過半数が注文する看板メニューが「豚の角煮 定食」です。厚切りにカットされた大ぶりの豚バラ肉は、下茹でから味入れまで何時間もかけてじっくりと煮込まれており、余分な脂が綺麗に落とされています。
実際に口に運ぶと、歯を立てずとも繊維がほどけるほどの柔らかさ。甘辛い特製タレは濃厚すぎず、出汁の上品な輪郭が保たれているため、最後まで重たさを感じさせません。添えられた大根には角煮の旨味が芯まで染み渡り、半熟の煮玉子を割って黄身をご飯に絡める瞬間は、まさに至福と呼べる味わいです。
そして忘れてはならないのが、卓上に用意される木製のおひつに入った「羽釜炊きご飯」の存在です。最初はそのままお米の甘みを味わい、2杯目はおかずと共に、3杯目は出汁やお漬物と合わせるなど、おかわり自由の恩恵を最大限に楽しむのが常連客の流儀となっています。「お米が美味しすぎて、普段は少食なのに思わずおかわりしてしまった」という声がネット上に溢れているのも納得の完成度です。
角煮定食以外にも、香ばしく揚げられた「若鶏の竜田揚げ定食」や、新鮮な鮮魚を使った「お造り定食」「鯛茶漬け」など、季節のおすすめメニューも揃っており、どの定食を選んでもサイドの小鉢やお味噌汁に至るまで一切の手抜きがありません。