中森明菜『Desire』の意味とは?副題「情熱」と歌詞の真相を徹底解明

中森明菜『Desire』の意味とは?副題「情熱」と歌詞の真相を徹底解明

中森明菜『Desire』の意味とは?副題「情熱」と歌詞の真相を徹底解明とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

『DESIRE -情熱-』が昭和の音楽史においてどれほど異例の存在であったか、当時の一般的なアイドル楽曲のフォーマットと比較検証してみましょう。客観的なデータと当時の制作環境を並べると、中森明菜が切り拓いた地平の特異性が浮き彫りになります。

項目『DESIRE -情熱-』の実績・仕様1980年代中期の一般的なアイドル像編集部の見解・分析セールス・チャートオリコン年間2位(売上約51.6万枚)
『ザ・ベストテン』1位獲得多数年間10〜20万枚前後でヒット扱い
親衛隊を中心とした購買層女性層からの絶大な支持を集め、ファン層のジェンダー比率を劇的に変革。賞レース第28回日本レコード大賞 大賞受賞
(2年連続の大賞受賞は史上初)大賞受賞は演歌やベテラン勢が独占
若手女性アイドルには極めて高い壁中森明菜レコード大賞DESIREの獲得は、ポップスが歌謡界の頂点に君臨した歴史的瞬間。ビジュアル演出和服を解体したモード風ドレス
おかっぱのボブウィッグ(かつら)フリルやレースの洋風ワンピース
ふんわりとした聖子ちゃんカット系既存の「可愛い」を完全否定し、自前で調達したアヴァンギャルドな美学。振付・パフォーマンス腰を深く落とす低重心ポーズ
ハンドマイクを左右に切り替える技直立または軽いステップ
可憐に手を振るシンクロダンスロックバンドのボーカリストをも凌駕するフィジカルと気迫の歌唱スタイル。

作曲を務めた鈴木キサブロー中森明菜のコンビネーションも特筆に値します。鈴木が書き上げたメロディは、哀愁を帯びた歌謡曲の情緒を残しながらも、80年代アメリカン・ハードロックやニューウェイヴの骨太なビート感を色濃く反映したものでした。アレンジャーの椎名和夫による硬質なシンセベースと鋭利なブラスセクションが、中森明菜の太く伸びやかな中低音ボイスを極限まで引き立てています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。