中央自動車道(上り線)における滞留の元凶といえば、山梨県と東京都の県境に位置する小仏トンネルだ。ここを先頭とする車の列は、混雑のピーク時には30キロメートルを超え、通過に2時間以上を要することも珍しくない。
なぜこれほどまでに車が滞るのか。最大の要因は「サグ部」と呼ばれる下り坂から上り坂へと切り替わる地形的構造にある。無意識のうちに車両の速度が低下し、それに伴って車間距離が詰まる。そのわずかな減速が後続車へとチェーンリアクションを起こし、ブレーキランプの連鎖となって完全な停止状態を作り出すのだ。さらにトンネル入口特有の圧迫感も速度低下に拍車をかける。