当時、若干18歳にしてゴールデンタイムの連続ドラマ単独初主演を担っていた三浦春馬さんと、すでに数々の映画やドラマでキャリアを確立していた26歳の成宮寛貴。劇中では生死を懸けて敵対した2人ですが、カメラの裏側では濃密な信頼関係が築かれていました。
当時の特番インタビューや撮影現場のリポートにおいて、三浦さんは成宮さんの圧倒的な芝居のテンポ感と包容力に対して「どんなに感情をぶつけても、成宮さんはすべてをJとして受け止め、予想以上の熱量で返してくれる」と深い敬意を表明していました。現場での成宮さんは、若き座長として重責を背負い孤軍奮闘する三浦さんの緊張をほぐすため、あえて気さくに声をかけ、演技の合間にはリラックスした空気作りに心を砕いていたといいます。
さらに、藤丸の無二の親友でありながら物語の核心を担った九条音弥役の佐藤健さんを交えたトライアングルは、当時の若手実力派俳優が集結した奇跡的なキャスティングでした。緊迫するテロ対策機関「THIRD-i(サードアイ)」とテロリスト側の知略戦の裏で、俳優陣が互いの技術とプライドを真正面からぶつけ合った熱量が、画面越しに観客を釘付けにしたのです。