爪が反る症状は貧血のサイン?スプーンネイルの原因と正しい治し方

爪が反る症状は貧血のサイン?スプーンネイルの原因と正しい治し方

爪が反る症状は貧血のサイン?スプーンネイルの原因と正しい治し方の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

爪の中央部がへこみ、縁が上向きに反り返ってスプーンのように水をすくえる状態になる現象を、皮膚科学では匙状爪(スプーンネイル)と呼びます。この状態に直面した多くの人が「爪が弱くなった」「乾燥しただけ」と考えがちですが、実態は生体の深部で起きている代謝異常が末端に現れた結果です。

爪はケラチンと呼ばれる硬いタンパク質で構成されていますが、健康な爪を形成するには毛細血管から十分な酸素と栄養素が爪母(爪を作る根元の部分)へ供給されなければなりません。しかし、体内が鉄分不足と爪の変形を招くレベルに達すると、爪甲の強度が著しく低下します。指先の日常的な物理圧力に対して爪が耐えきれなくなり、爪の中央が押し込まれ、先端や両端が上へと反り返ってしまうのです。

特に成人女性や過度なダイエットを行っている層では、ヘモグロビン数値が基準値内であっても、体内の貯蔵鉄である「血清フェリチン」が極度に枯渇している「かくれ貧血」に陥っているケースが頻発しています。反り返りを確認した時点で、身体の鉄タンクはすでに空底をついていると捉えるべきです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。