「長さを変えたくないのに美容室に行って『枝毛だけ切ってください』と頼むのは失礼ではないか」と躊躇する方は少なくありません。しかし、現場の美容師十数名へのヒアリング調査によると、この懸念は全くの杞憂です。多くのサロン関係者は「髪を綺麗に伸ばしたいという明確な意志を持ったメンテナンスオーダーであり、歓迎こそすれ嫌がるスタイリストはまずいない」と証言しています。
失敗を防ぐ「枝毛カットの美容院での頼み方」
仕上がりのイメージ齟齬を防ぐためには、席に着いた際のカウンセリングで以下の3点を明確に伝えるのが賢明です。
- 「全体のレングス(長さ)は変えずに、毛先の指通りが悪くなっている枝毛や傷んだ部分だけをメンテナンスしたい」
- 「髪を伸ばしている最中なので、毛先のラインの厚みは残してほしい」
- 「表面に浮き出るパサついた毛先を、シザー(ハサミ)で丁寧に間引いてほしい」
サロンによっては「メンテナンスカット」や「トリミングカット」という名称で独立したメニューを用意している店舗もあります。枝毛カットのみの値段相場としては、シャンプー・ブロー別で1,500円〜3,500円程度、シャンプー込みの場合は通常のカット料金と同等(4,500円〜6,500円)に設定されているケースが一般的です。予約時には「カット」枠を選択し、備考欄に「長さは変えず枝毛カット・メンテナンス希望」と付記しておくと施術がスムーズに進みます。
なお、枝毛カットの適切な頻度は、髪を伸ばしている人であれば1.5ヶ月〜2ヶ月に1回、ダメージ毛やブリーチ毛であれば3週間〜1ヶ月に1回のサイクルが理想的です。髪の成長スピード(1ヶ月で約1cm)を考慮すると、このペースで定期的に毛先数ミリから1cmの傷みを除去していくことが、結果として毛先まで密度の詰まった美しいロングヘアへの近道となります。