ファンの間で最も熱い議論を呼び続けているのが、「牧野つくしと道明寺司は最終的に入籍・結婚したのか」という点です。結論から言えば、原作コミック本編、実写映像版、そして正統続編漫画『花のち晴れ』のそれぞれで描かれたフェーズに明確な違いが存在します。
集英社『マーガレット』で連載された原作の最終回(第37巻)において、つくしは英徳学園高校の卒業プロムで道明寺から事実上のプロポーズ(「俺についてこい」)を受けます。しかし、つくしは自らの力で生きていく意志を示し、司がニューヨークへ本格的に経営修行へ旅立つのを見送りながら日本に残るという「遠距離の約束」で幕を閉じました。原作本編の時点では、入籍という形式的なゴールではなく、互いの自立を尊重した上での婚約関係という着地でした。
一方で、実写ドラマシリーズの完結編として公開された映画『花より男子ファイナル』(2008年興行収入77.5億円)では、波乱万丈の試練を乗り越えた2人が恵比寿ガーデンプレイスで盛大な結婚式を挙げ、ラストシーンではつくしの妊娠が判明するという完全な結婚成立エンドが描かれました。実写版の印象が強いファンにとっては「つくしは道明寺の妻になった」という認識が定着していますが、原作正史においてはより長い時間をかけたプロセスが描写されています。