テレビ画面で見かける機会が減ったことから「引退したのではないか」と囁かれることも少なくありませんが、小林廣輝氏の現在の仕事はメディア界から完全に途絶えたわけではありません。むしろ、活躍の主軸を地上波テレビからビジネス・経済領域の司会進行やカンファレンスMCへと大胆にシフトさせています。
その実力を物語る象徴的な事例が、2026年6月17日に発表された株式会社プロ人材機構と矢野経済研究所による共同企画です。シニア世代の新たな働き方やコミュニティ形成を論じる「定年新卒のサードプレイス討論会」において、小林氏はメインMCに抜擢されました。会場となった「スナック玉ちゃん」での定期開催イベントにおいて、難解な経済動向や組織論を軽快かつ的確に回すファシリテーション能力は、参加した企業経営者や識者からも高い評価を得ています。
退社直後は日本テレビ系列の情報番組への単発出演などフリーアナウンサーとしての模索期も見られましたが、現在の転職先や所属形態は特定の芸能事務所に依存する形ではなく、自らのアナウンススキルを法人向けに提供する業務委託型プロフェッショナルとして独立。企業カンファレンス、スタートアップのピッチコンテスト、経済ウェビナーの司会など、知的瞬発力が求められる現場で着実に需要を掘り起こしています。