再生医療の看板を掲げるクリニックが増加の一途をたどる中、SNSや大手掲示板では体験者による生々しい告白が飛び交っています。「3回で総額40万円を投じたが、肌のキメひとつ変わらなかった」「点滴の直後に重い悪寒と発熱に襲われ、二度と受けたくないと感じた」という落胆や憤りの声は決して珍しくありません。
こうした「効果なし」という悪評が噴出する最大の要因は、流通している製剤の圧倒的な品質格差にあります。幹細胞培養上清液は、生きた細胞そのものを移植する治療ではないため、医薬品医療機器等法(薬機法)上の承認医薬品ではなく、現状の多くは「院内調剤」または「研究用試薬」の名目で海外や民間ラボから調達されています。結果として、有効成分である成長因子(サイトカイン)がほとんど残っていない無意味な希釈液を高額で提供する悪質なクリニックが一部に紛れ込んでいるのが偽らざる現場の構図です。
一方で、「翌朝の洗顔時の手触りが明らかに変わった」「長年悩まされていた関節の痛みが和らいだ」といった劇的な変化を実感する患者が存在するのも紛れもない事実です。この極端な評価の二極化こそが、上清液治療の不透明さと患者側のリテラシー不足を浮き彫りにしています。