石切参道を語る上で絶対に外せないのが、豊かな香りを放つ「よもぎ」を使ったグルメの数々です。生薬や漢方を取り扱う店が参道に多い歴史的背景から、薬効の高いよもぎを用いた料理が門前町の名物として定着しました。
なかでもランチの主役として君臨するのが、「大和屋」をはじめとする食事処で提供される「名物よもぎうどん」です。麺によもぎが練り込まれており、口に運んだ瞬間に清涼感あふれるほのかな苦みと豊かな若草の香りが鼻腔を抜けます。澄んだ関西風の出汁との相性は抜群で、甘辛く炊いた油揚げや山菜とともにいただく一杯は、歩き疲れた身体にじんわりと染み渡ります。
さらに、参道沿いで楽しめる食べ歩きグルメも充実しています。
- 生よもぎ餅・焼き団子:店頭のせいろから湯気を立ち上らせるよもぎ餅は、注文ごとに炭火で香ばしく焼き上げられ、とろりとしたみたらしダレや粒あんと絡み合います。つきたての柔らかさは格別です。
- 石切フライ(コロッケ):精肉店や総菜屋が揚げる昔ながらのコロッケや串カツは、外はカリカリ、中はホクホク。散策のお供に欠かせない定番スナックです。
- かた焼きせんべい・おこし:伝統的な製法を守り続ける銘菓店が並び、試食を交えながら素朴な甘味を堪能できます。
ランチタイムとなる12時〜13時半頃は人気飲食店に列ができるため、少し時間をずらした11時台の早めの入店が、スムーズに名店を味わうための賢い立ち回りです。