楽曲のリアリティを支えているのが、具体的な固有名詞として登場するよこはまコスモワールドです。
歌詞に登場する「コスモパニックの非常口」は、みなとみらいのよこはまコスモワールド内に実在する鏡の迷路アトラクション「コスモパニック」を指しています。現地を訪れると、きらびやかな大観覧車「コスモクロック21」の足元にその建物が存在し、実際に非常扉が設置されていることを確認できます。ファンにとってこの場所は、日常から非日常のカーニバルへと迷い込むための伝説の扉として、2026年の現在も多くの巡礼者が訪れる聖地です。
一方、公式ミュージックビデオ(MV)のロケ地は横浜ではなく、静岡県御殿場市周辺・富士山麓の樹海で撮影されました。監督を務めた田向潤の手腕により、本物の生い茂る森の中に巨大なセットを組み、ワンカット風のカメラワークで撮影された映像は、CGでは決して出せない土の匂いと圧倒的な生々しさを放っています。横浜という「都市の現実」と、富士山麓という「原生の自然」が組み合わさることで、唯一無二のハイブリッドな世界観が完成したのです。