長崎県佐世保市に位置し、日本本土最西端の海を包み込む西海国立公園。その美しさは古くから人々を魅了し、江戸時代後期の平戸藩主である松浦静山が著した名著『甲子夜話』においても、風光明媚な多島美の風景として愛でられてきた。この豊かな自然をそのまま再現したのが、九十九島水族館海きらら最大の目玉である「九十九島湾大水槽」だ。
屋根がなく自然光が燦々と降り注ぐ設計が素晴らしい。日差しによって海水の青が刻一刻と表情を変える。沿岸から沖合へと移り変わる魚たちの生息域が見事に表現されており、約120種1万3000匹もの海の生き物たちが悠々と泳ぎ回る。見上げれば魚の群れが光を浴びてキラキラと輝く。まさに息をのむ美しさだ。