自宅で子どもの髪を切る際、ハサミだけで仕上げようとすると時間がかかり、左右のバランスが崩れて失敗につながりがちです。短時間で安全に仕上げるには、道具の使い分けと手順のルーティン化が鍵を握ります。
まず用意すべき三種の神器は、「散髪用のすきバサミ」「家庭用バリカン(静音・防水タイプ)」「毛くずポケット付きケープ」です。通常のハサミで横にパツンと刃を入れてしまうと修正が難しくなるため、ベースの毛量調節や毛先のぼかしは必ずすきバサミを使用します。
セルフカットの基本ステップは以下の通りです。
ステップ1:ブロッキングで上下を分ける
髪を濡らしすぎると乾いたときに想定以上に短くなってしまうため、霧吹きでほんのり湿らせる程度にとどめます。耳の上のラインで上下に髪を分け、上の毛をヘアクリップで留めておきます。
ステップ2:バリカンで襟足とサイドを整える
バリカンに長めのアタッチメント(9mm〜12mm推奨)を取り付け、下から上に向かってゆっくり滑らせます。いきなり短いミリ数で刈ると取り返しがつかないため、長めから徐々に短くしていくのが鉄則です。
ステップ3:すきバサミで境目をなじませる
クリップを外し、上から被さる髪をすきバサミで縦に刃を入れながらカットします。横にハサミを入れず、斜め45度の角度で少しずつ毛先を間引くように切ることで、プロがカットしたような自然なグラデーションが生まれます。
ステップ4:前髪は指で挟んで少しずつ切る
前髪はおでこにハサミを直接当てず、指で軽く毛束を挟んで持ち上げ、すきバサミで中央から端に向かって調整します。子どもの急な頭の揺れによる事故を防ぐため、ハサミの先端は常に外側を向けるよう細心の注意を払いましょう。