すすきの第1グリーンビル解体説の真相!名店と現在の実態を追う

すすきの第1グリーンビル解体説の真相!名店と現在の実態を追う

すすきの第1グリーンビル解体説の真相!名店と現在の実態を追うの基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

札幌オリンピック(1972年)を契機とした高度経済成長期、歓楽街すすきののキャパシティ拡大を担うべく建設されたのが「グリーンビル」のシリーズでした。その旗艦ともいえる第1グリーンビルは、鉄筋コンクリート造の重厚な外観と、無数のネオンサインが交錯する独特のファサードで街の顔となってきました。

建物のエントランスをくぐると、壁一面に設置された巨大なフロアマップが目に飛び込んできます。地下1階から地上上層階に至るまで、小さな間口のスナック、カウンター主体のショットバー、料理自慢の居酒屋が整然と、かつ濃密に割り振られています。

初めて訪れた者を惑わせるこの迷宮的なフロア構造こそが、すすきの独自の「ハシゴ酒文化」を育んできた母体に他なりません。細い廊下の左右に重厚なドアが並び、外からは店内の様子がうかがい知れない閉鎖性がありながら、一歩足を踏み入れれば温かいもてなしが待っている——この二面性がビル全体の歴史的磁場を形成しています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。