フロントガラスとは異なり、車両後方のリヤガラス内側に吸盤で初心者マークを取り付けることは、現行の法令上認められています。マグネットが付かないリヤゲートを持つ車両にとっては、もっとも手軽で現実的な解決策と言えます。
ただし、リヤガラスに設置する場合にも守るべき実践上の注意点がいくつか存在します。まず意識すべきはドライバーのルームミラー視界を遮らない位置を選ぶことです。リヤガラスの中央に貼ってしまうと、真後ろの状況確認に死角が生じて危険を伴います。視界の邪魔にならないガラスの右下や左下の隅で、かつ地上120cm以下の範囲内に収めるのが定石です。
加えて、リヤガラスには曇り止めのための電熱線(デフォッガー)や、デジタルインナーミラー用のカメラ、ドライブレコーダーの配線が集中しています。吸盤を電熱線の上に重ねて密着させると熱で外れやすくなったり、取り外す際に電熱線を断線させたりするリスクがあるため、配線を避けたクリアなガラス面にしっかりと吸着させることが肝心です。