祭りの期間中は、拝殿前での参拝にとどまらず、本殿にあがって「特別参拝」を行うことが可能だ。受付を済ませ、神職によるお祓いを受けて拝殿内部へと進む特別参拝は、英霊への深い感謝と平和への祈りを捧げる特別な時間となる。玉串を奉納し深く頭を垂れると、外の喧騒が嘘のように遠のき、ピンと張り詰めた厳かな雰囲気に包まれる。
一方で、大村益次郎銅像下の広場で開催される盆踊りは、みたま祭りの活気を象徴する名物行事だ。「東京音頭」などの伝統的な音頭に合わせて、浴衣を着た地元住民や外国人観光客が大きな輪を作って踊る姿は壮観の一言。英霊の神霊を慰めると同時に、現代を生きる私たちが生命の歓喜を分かち合う盆踊りは、この行事が地域社会に深く根付いている証拠でもある。