東京市場で表示されるリアルタイム価格を正しく読み解くには、海外市場との価格決定ロジックを理解しておく必要があります。国内金価格のベースとなる金スポット価格の日本円換算は、以下の計算式でリアルタイムに算出されています。
【計算式】「1トロイオンスあたりのNY金先物価格(ドル) ÷ 31.1035(グラム換算) × ドル円為替レート + 国内流通コスト・諸経費」
つまり、NY金先物と為替(ドル円)の影響を2つの独立した変数として受け止めなければなりません。仮にNY市場で金価格が下落しても、それを上回るペースで円安が進めば国内価格は上昇します。逆に、NY市場が急騰しても急激な円高が起きれば国内価格は下落するという「逆回転」も起こり得ます。
現在、国内の指標となる市場取引は東京商品取引所(OSE/JPXグループへ統合された金先物市場)の金先物価格をベースに形成され、これに各社のマージンを加味して田中貴金属の店頭小売価格などの実物店頭価格が毎朝(相場急変動時は日中改定あり)公表される仕組みになっています。