結論から言えば、非加熱の卵を与えるのは「3歳未満は絶対に避けるべきであり、十分な体力がつく5歳前後から」というのが医療関係者の一致した見解だ。
乳幼児の胃酸分泌量は大人の半分以下にとどまる。胃酸には体内に入り込んだ細菌を殺菌する強力なバリア機能があるが、消化機能が未熟な幼少期はこの防御壁が極めて脆弱だ。さらに腸内細菌叢のバランスも完成していないため、微量の細菌であっても腸管内で爆発的に増殖してしまう。
小児科専門医は「3歳を過ぎると基礎免疫がある程度整ってくるが、脱水症状への耐性や全身状態の急変リスクを考慮すると、小学校入学前後の5〜6歳頃までは加熱調理を徹底するのが最も安全な選択肢」と警鐘を鳴らす。