元紀宮さま・黒田清子さんの現在 伊勢神宮祭主の重責と私生活

元紀宮さま・黒田清子さんの現在 伊勢神宮祭主の重責と私生活

元紀宮さま・黒田清子さんの現在 伊勢神宮祭主の重責と私生活にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

伊勢の杜に張り詰める、針を落としても響くような静寂。十二単に身を包み、玉砂利を静かに踏みしめる足音が響く。黒田清子さんが伯母である池田厚子さんから伊勢神宮祭主の職を引き継いだのは2017年のことだ。神宮における祭主とは、天皇陛下の名代として皇室の祖先神である天照大御神に祈りを捧げる至高の重職である。

毎年10月に執り行われる神嘗祭をはじめ、年間を通じて数々の祭祀を司るその姿には、かつて内親王として培われた品格と祈りの深さが滲む。とりわけ注目されるのが、2033年に控える第63回式年遷宮に向けた準備だ。20年に一度、社殿を新たに建て替えて御神体を遷すこの巨大な国家儀礼は、すでに幾重もの神事が静かに動き出している。清子さんはその中心において、古来の伝統を現代に繋ぐ架け橋としての役割を全うしている。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。