ムカデとヤスデの違いを徹底比較!見分け方と危険性・正しい駆除対策

ムカデとヤスデの違いを徹底比較!見分け方と危険性・正しい駆除対策

ムカデとヤスデの違いを徹底比較!見分け方と危険性・正しい駆除対策の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

家屋の周辺や屋内で遭遇した際、まず最も注視すべきは「攻撃性と毒性のメカニズムの違い」です。この2種は外見こそ細長い多足類として一括りにされがちですが、人間に対する加害プロセスは正反対と言っても過言ではありません。

害虫防除の専門企業「joy環境」や駆除専門機関の報告資料でも強調されている通り、端的に言えば「ムカデは咬む虫、ヤスデは臭う虫」です。ムカデは頭部に発達した鋭い「顎肢(がくし)」と呼ばれる毒牙を持ち、極めて攻撃的です。動くものに反射的に飛びかかる習性があり、就寝中の布団に入り込んで首筋や手足を咬みつく事例が後を絶ちません。注入される毒にはヒスタミンやセロトニン、溶血タンパク質などが含まれており、激痛、激しい腫れ、発赤を引き起こし、過去に咬まれた経験がある場合はアナフィラキシーショックを引き起こすリスクすら孕んでいます。

一方のヤスデは、極めて温厚で人を咬む器官自体を持ち合わせていません。しかし、無害かといえば決してそうではありません。ヤスデの最大の武器は、体側の「側体腺」から噴出する防御分泌液です。この分泌液にはベンゾキノンやシアン化水素(微量の青酸成分)などの刺激性化学物質が含まれており、独特の鼻を突く刺激臭を放ちます。素手で触れると皮膚が赤くかぶれたり、誤って目に入ると激しい結膜炎や角膜炎を引き起こす危険性があるため、「咬まれないから安全」と素手で払う行為は絶対に避けなければなりません。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。