劇的な結末は、第2ラウンドの終了間際に訪れた。時計の針が3分間の終わりを告げようとしていたその瞬間、メイウェザーが放った右ストレートが朝倉未来の顔面を的確に捉えた。
キャンバスに倒れ込む朝倉。立ち上がろうと試みるものの、レフェリーを務めたケニー・ベイレス氏が目の動きと状態を確認し、即座に試合ストップを宣言した。第2ラウンド終了直前のダウン。わずか数分の出来事でありながら、プロボクシングの頂点に君臨し続けた男の冷徹なまでのタイムマネジメントと一撃必殺の精度が、勝負の行方を一瞬で決定づけた瞬間であった。