テレビ画面を通じて全国のお茶の間に最も親しまれている子孫といえば、渋沢栄一の玄孫(ひ孫世代の代表格)にあたる渋沢健(しぶさわ けん)氏だ。シブサワ・アンド・カンパニーの創業者であり、投資家として多忙を極める傍ら、ニュース番組やトークショー、バラエティ番組に引っ張りだこの存在である。知性とユーモアを兼ね備えた語り口は、タレント顔負けのメディア適性を見せつける。
健氏自身はどこまでも「経済人」としてのスタンスを崩さない。しかし、番組内で不意に語られる「祖父から聞いた栄一の素顔」や「家庭内での渋沢家の教え」といった貴重なエピソードは、歴史上の偉人を一気に身近な存在へと引き寄せる。彼が放つ独特のオーラとメディア露出の多さは、まさに現代における「渋沢家の顔」そのものだ。