大人の発熱と異なり、乳幼児や小児の発熱では観察すべきポイントが大きく変化する。小児科の臨床現場において重視されるのは、熱の高さよりも「視線が合うか」「水分が取れているか」「ぐったりしていないか」という全身状態だ。特に生後3ヶ月未満の乳児における38度以上の発熱は、即座の受診が原則となる。
子どもは熱性痙攣を起こすこともあり、保護者がパニックに陥りやすい。数分で痙攣が収まり意識が戻る場合は冷静に対応すればよいが、5分以上持続する場合や左右非対称の動きが見られる場合は直ちに救急要請が必要だ。夜間であれば小児救急電話相談(#8000)を活用するのも極めて効果的だ。