「今年の紅葉はいつ?」——これが秋のいろは坂検索の最大の需要だ。気象データと過去の観測記録を照合すると、いくつかの確度の高い傾向が浮かび上がる。
日光地区の紅葉は、奥日光(戦場ヶ原・湯ノ湖周辺)から始まり、標高が下がるにつれて下界へと「紅葉前線」が降りてくる仕組みだ。いろは坂の紅葉ピークは例年10月中旬〜10月下旬に集中する。具体的には10月15日前後に色づきが始まり、10月20日〜25日ごろが最もコントラストの強い「錦秋」の見頃となる。その後11月上旬には落葉が進み、葉が散った枝越しに中禅寺湖の青さが見える「晩秋景色」へと移行する。
ただし2024〜2025年のデータを見ると、夏の平均気温が例年比+1.2〜1.5℃高い年は見頃が5〜7日程度遅れる傾向が確認されている。2026年についても夏の猛暑の影響次第で若干のズレが生じる可能性があり、10月18日〜28日の期間を「安全圏」として設定しておくのが賢明だ。日光市観光協会および国土交通省関東地方整備局が提供するライブカメラ(後述)でリアルタイム確認するのが最も確実な判断材料となる。
絶景ポイントとして外せないのが「明智平展望台」だ。いろは坂の途中、第二いろは坂沿いに位置するこの展望台は、中禅寺湖・男体山・華厳の滝を一望できる日光随一のパノラマ地点として知られる。後述するが、ここには明智平ロープウェイも設置されており、展望台だけでなくロープウェイで昇った先の展望台からは、さらに高度感のある紅葉絶景を堪能できる。