デジタル端末の普及に伴い、子どもの「手先の器用さ(巧緻性)」の低下が懸念されるなか、文部科学省が推進する食育や感性教育のガイドラインでも、手を使った実体体験の重要性が再認識されている。画面をタップする操作とは異なり、指先に適度な圧力をかけ、正確に紙の端と端を合わせる作業は、脳の前頭葉を強烈に刺激する。
手芸・クラフトとしてのペーパークラフトは、ローテクでありながら最高水準の脳トレツールなのだ。デジタル世代の子どもたちにとっても、アナログな紙がダイナミックな立体花火へと変貌する瞬間は新鮮な驚きに満ちている。