「丸に抱き柏」を使用している家は、特定の1つの苗字に限定されず、日本を代表する大姓から特定の社家由来の苗字まで多岐にわたります。
家紋研究の専門家や家系図作成機関の統計データによると、丸に抱き柏を保有する代表的な苗字には以下の傾向が見られます。
- 神道・社家系ルーツの苗字:神崎、神保、宮崎、吉田、大宮、禰宜田、柏木、柏井など
- 武家・領主系ルーツの苗字:葛西、牧野、朝比奈、千葉(分流)、水野(一部)など
- 全国主要大姓(明治以降の普及含む):佐藤、鈴木、高橋、田中、伊藤、渡辺、加藤など
地域分布の特徴としては、東北地方(宮城・岩手・福島)、関東一円、そして中部地方(愛知・静岡・新潟)に顕著な集積が見られます。特に東北の旧葛西領や、熱田神宮・伊勢神宮の信仰圏であった東海地方において、「丸に抱き柏」は地域社会の歴史と深くリンクしています。