ネット上のクチコミやSNSの投稿を分析すると、来訪者の満足度は非常に高い水準を維持しています。特に支持を集めているのが、十国峠ケーブルカー ペット同伴に関する寛容さです。全国の展望施設では「クレートやキャリーバッグに頭まで完全に入れた状態」を義務付けるケースが大半を占めますが、十国峠では一般のリードを装着していればそのまま車内に乗り込むことができます。
現場取材でも、愛犬とともに山頂に降り立ち、無料開放されている広大な芝生ドッグランで富士山を背景に駆け回る飼い主たちの笑顔が印象的でした。SNS上でも「愛犬の表情が生き生きしていた」「ケージ嫌いな中型・大型犬でも気兼ねなく絶景を共有できた」と絶賛の口コミが相次いでいます。
一方で、手厳しいリアルな声として噴出しているのが「気象ギャンブルの過酷さ」です。十国峠は熱海側の相模湾と沼津側の駿河湾という2つの海から吹き上げる湿った空気がぶつかる地形的特性を持っています。そのため、山麓の熱海市街や三島市が快晴であっても、峠に登った瞬間、濃霧に覆われて視界がゼロになる「ホワイトアウト現象」が頻発します。「山頂は真っ白で富士山の影すら見えなかった」「売店しか見るところがなかった」という悔恨の投稿も少なくありません。