長年親しまれてきたランドマーク「カーニバルパーク・ミハマ」の大観覧車が2026年に解体されて以降、インターネット上では「現在の様子はどうなっているのか」という関心が絶えません。現地を取材すると、かつて観覧車がそびえ立っていたエリア周辺は、景観に配慮した新世代のリゾートホテルや開放感あふれる複合商業テナントへと再編が進み、街並みの一体感がより一層高まっています。
単一の遊具に依存するアミューズメント施設から、街全体がフォトジェニックなテーマパークのように機能する「歩行者中心のウォーカブル・タウン」へのシフトが成功要因です。迷路のように入り組んだ路地には、異国情緒あふれるインポートショップや個性派のローカルブランドがひしめき、どの路地に足を踏み入れても新しい発見に出合える構造が構築されています。
特に注目すべきは、海岸沿いに広がる「デポアイランド・ボードウォーク」の賑わいです。波の音を聞きながら散策できる遊歩道沿いにはテラス席を設けた飲食店が立ち並び、夕刻には東シナ海に沈む夕日を目当てに世界各国からの旅行者と地元客が集います。観覧車という単一のアイコンが消えたことで、かえって街全体の重層的な魅力が際立つ結果となっています。