Q1:『レイニー ブルー』の作詞を手がけた大津あきら氏とはどのような人物ですか?
A1:大津あきら氏は、1980年代から1990年代にかけて数多くのJ-POPやアニメソングを手がけた伝説的作詞家です。徳永英明の『輝きながら…』をはじめ、中村雅俊の『心の色』や高橋真梨子の楽曲など、男の哀愁や情念を気品高く描く名手として知られ、1997年に47歳の若さで惜しまれつつ急逝しました。
Q2:なぜ歌詞の舞台に「電話ボックス」が選ばれたのですか?
A2:制作当時の1980年代半ばにおいて、公衆電話ボックスは外出先から想いを伝える唯一のパーソナルな通信手段でした。同時に、雨宿りの場であり、ガラス一枚を隔てて冷たい外界と遮断される「密室」でもありました。孤独な主人公の内面葛藤を演出し、未練を可視化する舞台装置として、これ以上ない劇的効果を持っていたためです。
Q3:SHINeeのオニュによるカバーはなぜこれほど高く評価されているのですか?
A3:2015年の東京ドーム公演で披露された歌唱において、オニュは正確な日本語の発音のみならず、歌詞に込められた「行間」や切ない息遣いまで完璧に咀嚼して表現しました。原曲への並々ならぬ敬意と、感情を絞り出すような圧巻のボーカルコントロールが、J-POPリスナーとK-POPファンの垣根を越えて深い感動を呼んだためです。