棚の前に立つと、独特の熱気に圧倒される。東京・秋葉原や池袋の旗艦店とは明らかに異なる空気が流れているのだ。シーサーやハイビスカスをあしらったご当地デフォルメキャラのアクリルスタンドが並ぶ横で、最新の深夜アニメの予約カードが猛スピードで減っていく。
「以前は地元のアニメ好きが集まる場所でした。でも今は違います」
そう語る常連の姿があった。SNSを通じたリアルタイムの情報拡散と、観光インバウンドの復活。このふたつが絡み合い、那覇の店舗は日本全国、さらにはアジア圏のアニメファンをも引き寄せる結節点へと変貌を遂げたのだ。