「早く終わらせたい」と焦る人のなかには、そもそも生理が8日以上ダラダラと続く「過長月経」に悩まされているケースが少なくありません。月経が長引く背景には、単なる疲労だけでなく治療が必要な疾患が隠れていることがあります。
過長月経を引き起こす主な要因は、以下の2つに大別されます。
- ホルモンバランスの乱れ(機能性出血):過度なストレスや急激な体重減少、過労によって視床下部・下垂体・卵巣の連携が崩れ、無排卵周期や黄体機能不全を起こしている状態。少量の出血が長期間続いて生理が止まりにくくなります。
- 子宮の器質的疾患(器質性出血):子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープなどの病変がある場合、子宮内膜の面積が広がったり子宮の収縮が妨げられたりして、出血量が異常に増え(過多月経)、出血日数も長期化します。
「いつものことだから」「体質だから」と放置すると、慢性的な鉄欠乏性貧血に陥り、倦怠感や動悸、肌荒れ、集中力の著しい低下を招きます。生理が8日以上続く状態が2周期以上連続している場合、あるいは昼用ナプキンが1時間持たないほどの過多出血を伴う場合は、セルフケアで解決しようとせず、速やかに婦人科を受診して超音波検査や血液検査を受けることが最善の対処法です。