ネット上でしばしば見られる「但馬屋はしゃぶしゃぶチェーンの中で最もコスパが良い」という説は、単なる安さだけを指しているわけではありません。その根拠となっているのは、「切り立ての肉質」「ビュッフェの鮮度」「出汁とタレのカスタマイズ性」という3つの実利的なメリットです。
第1に、但馬屋ではブロック肉を厨房のスライサーでスライスしてテーブルへと届けます。薄切り肉は空気に触れる時間が長いほど乾燥し酸化が進むため、あらかじめ切り置きされた肉はどうしてもパサつきやドリップが出てしまいます。しかし、同店では注文の進行状況に合わせて極薄に切り落とすため、熱々の鍋にくぐらせた瞬間にふわりととろけるような食感を維持しています。
第2に、ビュッフェカウンターに並ぶ野菜類の鮮度管理です。白菜、長ネギ、水菜、エノキ、椎茸といった定番具材はもちろん、季節の旬野菜が常に霧状の冷却装置や氷敷きのケースに並べられ、シャキシャキとした食感を保っています。野菜不足を補いたい単身世帯や健康志向の利用客からも高い評価を得ています。
第3に、薬味とつけダレの多様性です。自家製ポン酢や濃厚な胡麻ダレに加え、もみじおろし、刻みネギ、おろしニンニク、豆板醤、さらには麻辣油などの調味料が自由に使えます。すき焼き用には新鮮な生卵がおかわり自由で用意されており、味に変化をつけながら最後まで飽きずに食べ進められる設計が施されています。