施術直後は綺麗なブラウンだった眉が、1〜2年経過するうちに赤茶色やオレンジ、あるいは青黒く変色してしまう現象に悩まされる利用者は少なくありません。このアートメイク変色原因には、使用されるピグメント(色素)の化学組成と、人体の免疫反応が深く関係しています。
一般的なブラウンのインクは、黒・赤・黄などの酸化鉄や有機顔料を調合して作られています。しかし、黄色や黒色の粒子は体内のマクロファージ(貪食細胞)によって代謝されやすく、粒子が比較的大きく残りやすい赤色成分だけが皮膚内に残留することで「赤眉」へと変化します。反対に、安価な粗悪インクを使用したり針を深く刺しすぎたりすると、チンダル現象(光の散乱)によって光の波長が変化し、タトゥー特有の「青黒い変色」を引き起こします。
現在では、変色しにくい高品質なオーガニックピグメントやミネラルピグメントが普及していますが、施術を受けるクリニックがどのような原材料の色素を採用しているかを事前に確認することが極めて重要です。