茹でたてのとうもろこしはツヤツヤと輝いて美しいものの、時間の経過とともに粒が凹み、シワシワになってしまった経験は誰しもがあるはずです。この現象は、加熱によって膨張した粒の内部から、外気との温度差によって水分が一気に水蒸気として蒸発し、内圧が下がって粒皮が収縮することが原因です。
この水分蒸発を防ぎ、半日経っても張りのあるプリプリした状態をキープするための対策は2つ存在します。
1つ目の方法は「塩水漬け法」です。茹で上がったとうもろこしを鍋から引き上げた直後、あらかじめ用意しておいた冷水(塩分濃度約3%=水500mlに塩大さじ1)に1〜2分程度くぐらせます。冷たい塩水に浸けることで表面温度が急激に下がり、粒の細胞膜が引き締まって水分の蒸発口が塞がれます。同時に、表面に適度な塩分が補給され、旨味が逃げません。
2つ目の方法は「即時ラップ密封法」です。鍋から取り出した直後の、湯気がもうもうと立っている熱々の状態で、ラップをとうもろこし全体に隙間なくぴっちりと巻き付けます。自身の蒸気でラップ内部が満たされ、水分が外へ逃げ場を失うため、冷めても粒がふっくらした状態を保ち続けます。お弁当のおかずや作り置きにする場合は、この即時ラップ法が最も確実です。