グループステージ組み合わせ予想を行う上で、最大の焦点となるのが「ポット1から誰を引き、ポット3・4の地雷をどう避けるか」という組み合わせの妙です。
W杯の抽選規則には「同一大陸連盟制限」が存在します。欧州(UEFA)のみが最大2カ国まで同一グループに入ることが許容され、日本が属するアジア(AFC)や南米(CONMEBOL)、アフリカ(CAF)などは同一グループに2カ国以上同居できません。この地理的プロテクションを踏まえた際、日本の行く末には2つの極端なシナリオが浮かび上がります。
歓喜の「天国シナリオ」:移動負荷軽減と格下集中
日本にとって最大のボーナスと言えるのが、ポット1で開催国枠のカナダまたはアメリカのグループに引き当てられるケースです。世界ランキングトップ5の超大国との直接対決をグループステージで回避できるだけでなく、ポット3にオセアニア勢やアフリカ中堅、ポット4に初出場国を引くことができれば、首位通過による決勝トーナメント上位進出への視界が一気に開けます。
戦慄の「新・死の組シナリオ」:欧州ダブル+南米ダークホース
一方で、最悪のシナリオも想定しなければなりません。ポット1で優勝候補筆頭のフランスやスペインを引き当て、ポット3から怪物ハーランドを擁するノルウェーが滑り込み、さらにポット4から欧州予選プレーオフを勝ち上がってきた実力国が同居するパターンです。48カ国化によってグループステージ全体のレベルが希釈化されたと言われる裏で、一部のグループに強豪が凝縮する「格差社会」が確実に発生します。