高松中央高校の受験難易度を検討する際、単一の偏差値だけで学校全体を測ることは実態を見誤る原因になります。同校全日制は普通科(特別進学コース、進学コース、総合進学コース)と商業科で構成されており、各コース間で学力層や目指す出口戦略が明確に分かれているためです。
進学指導重点ゾーンである「特別進学コース」の偏差値は53前後となっており、香川県内の公立上位校(高松第一高校や高松西高校、高松桜井高校など)の併願先、あるいは国公立大学進学を専願で狙う層が集まります。一方、「進学コース」は46前後、「総合進学コース」および「商業科」は40〜42前後で推移しており、基礎学力の定着から私立大学・短期大学・専門学校への進学、就職までを幅広くカバーしています。
入試倍率に関しては、私立特有の推薦入試・専願入試と一般入試(公立併願)で様相が異なります。特別進学コースの特待生枠などは一定の競争が生じるものの、一般入試全体の実質倍率は1.0倍〜1.2倍程度で推移しており、極端な高倍率による激変は起きにくい安定した入試環境といえます。ただし、併願校として受験する場合は、公立入試本番に向けた学力試金石となるため、確実な合格ラインを見極めておく必要があります。