四字熟語「呉越同舟」の読み方は「ごえつどうしゅう」です。意味は大きく分けて2つの側面を持っています。第一に「仲の悪い者同士、あるいは敵対する者同士が同じ場所に居合わせること」、第二に「敵対関係にある者同士が、共通の災難や困難を乗り切るために協力し合うこと」です。
現代の日本語では、単に居合わせるだけでなく「利害が一致して共同戦線を張る」という後者のニュアンスで用いられるケースが大半を占めます。
この言葉の肝は、決して「和解して仲良くなった」わけではない点です。敵対関係という根本的な構図は変わらないまま、外的な脅威や共通の利害によって協力体制を余儀なくされている緊張感を内包しています。