宜野座カントリークラブの最大の魅力は、ティーグラウンドに立った瞬間に視界へ飛び込んでくる太平洋のパノラマです。アウトコース・インコースの双方で海の気配を肌に感じながらラウンドできる設計となっており、晴天時にはエメラルドグリーンからコバルトブルーへとグラデーションを描く海景がゴルファーの目を楽しませます。
しかし、景色に見とれていると手痛い洗礼を受けるのがこのコースの奥深さです。総距離はレギュラーティから約6,000ヤード強と比較的コンパクトに抑えられているものの、公式コースレート以上の難しさを体感するプレーヤーが少なくありません。その理由は主に3つの要素に集約されます。
第1に、東海岸特有の海風(インブリーズ)です。午前と午後で風向きや突風の強さが劇的に変化するため、番手選びに2番手以上の狂いが生じる場面が多発します。第2に、自然の起伏をそのまま生かしたフェアウェイの傾斜です。平坦なライから打てるセカンドショットが極めて少なく、つま先上がりやつま先下がりの状況下で正確なミート率が要求されます。そして第3に、要所に配置された池とバンカーのプレッシャーです。特にグリーン周りのガードバンカーは深く、安易なピンデッド狙いは大叩きのリスクを孕んでいます。
攻略の鍵は「ドライバーで距離を稼ぐこと」よりも「セカンドが打ちやすいポジションへ確実に運ぶマネジメント」にあります。風が強いホールではティーショットを低弾道でコントロールし、センター狙いを徹底することが好スコアへの近道です。