干支の順番の覚え方と由来の真相!猫不在の理由や2026年丙午まで徹底解説

干支の順番の覚え方と由来の真相!猫不在の理由や2026年丙午まで徹底解説

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日本人の多くが幼少期に絵本や昔話で親しむのが、「十二支の始まり」に関するレース物語です。この物語には、なぜ牛が2番手になり、足の速い動物たちが後塵を拝したのかというドラマが描かれています。

昔話の伝承によると、ある年の瀬、神様(中国の伝承では玉皇大帝、仏教圏では釈迦)が動物たちに向けて次のようなお触れを出しました。「元日の朝、私の元へ挨拶に来た順番で1番から12番までを決め、1年間ずつその年のリーダー(大将)にする」というものです。

この競争において、動物たちの駆け引きが順番を決定づけました。

  • 1位(子):足の遅さを自覚していた牛が前夜から出発。それを見越したネズミが牛の背中に飛び乗り、門が開いた瞬間に飛び降りて1着を獲得。
  • 2位(丑):一番乗りで門の前に着いていたものの、直前でネズミに出し抜かれ惜しくも2着。
  • 3位(寅)& 4位(卯):走力に長けたトラが全力疾走で3着に滑り込み、身軽なウサギが川の岩を飛び跳ねて4着を確保。
  • 5位(辰)& 6位(巳):空を飛べる圧倒的な力を持つ龍(辰)だが、道中で雨を降らせて民衆を助けていたため5着。ヘビは草むらを器用にすり抜けて6着に。
  • 7位(午)〜 10位(酉):馬と羊は互いに道を譲り合いながら進み、道中で激しいケンカをしていた猿と犬を、仲裁役のニワトリが取り持ちながら相次いでゴール(猿と犬の間にニワトリが入っている理由)。
  • 11位(戌)& 12位(亥):猿と揉めていた犬が11着。イノシシは猪突猛進で誰よりも早く門を通り過ぎてしまい、引き返してきたため最下位の12着。

このように、民話における「神様の競争の経緯」は動物たちの個性や習性をユーモラスに反映させたものです。しかし、歴史学および天文学の見地から検証すると、全く異なる客観的事実が浮かび上がってきます。

古代中国の殷・周の時代(紀元前1000年以前)、天文学者たちは木星の公転周期が「約11.86年(約12年)」であることに着目しました。天球を12等分して木星の運行位置を記録した「歳星紀年法(さいせいきねんほう)」こそが十二支の真の起源です。草木が芽吹き始める「種子の中に新しい命が宿る状態」を意味する「子(し)」を天球の起点に配置したため、1番目が「子」になりました。後漢時代の思想家・王充が著した『論衡(ろんこう)』などを経て、文字の読めない庶民にも覚えやすいよう12の動物が後付けで割り振られたというのが学術的な真相です。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。