「最初に触れたとき、どこか懐かしいのに全く新しい感覚がしたんです」
原宿のストリートでショップを営む20代のデザイナーは、目を輝かせながらそう語る。かつては伝統的な文脈で語られることが多かったテーマが、若者たちの手によって再解釈されている。ミニマルなプロダクトデザイン、ストリートウェアのモチーフ、あるいはデジタルアートの世界へと見事に溶け込んだ。
デジタルネイティブである彼らにとって、単なる消費消費ではなく「意味の所有」が重要視される時代だ。レトロでありながらフューチャリスティック。相反する二つの要素が調和した独特の美学が、若い世代の感性を強く揺さぶっている。