たけのこの下処理は、仕上がりの香りと食感を大きく左右します。旬の生たけのこを使う場合と、手軽な市販水煮を使う場合では、それぞれ押さえるべきポイントが異なります。
生たけのこの下処理:米のとぎ汁と赤唐辛子でアク抜き
掘りたての生たけのこが手に入った際は、時間が経つほどエグみが増すため、購入した当日にアク抜きを行いましょう。
- たけのこの先端を斜めに切り落とし、皮の縦方向に浅く1本切れ目を入れます。
- 鍋にたっぷりの米のとぎ汁(または水+米ぬか一握り)と赤唐辛子1本を入れ、たけのこを浸します。
- 強火にかけ、沸騰したら落とし蓋をして弱火で約40分〜1時間じっくり煮ます。根元に竹串がスーッと通れば火を止めます。
- 茹で汁に浸したまま完全に冷めるまで放置します(急冷するとアクが抜けきりません)。
- 冷めたら皮を剥き、水で軽く洗って水気を切ります。
市販のたけのこ水煮を使う場合の匂い消しテクニック
スーパーで手に入る水煮パックは手軽ですが、「特有の酸味や薬品っぽい匂いが気になる」という声も少なくありません。この匂いの正体は酸化防止剤(クエン酸など)や保存液によるものです。
水煮を使う際は、ザルにあけて水洗いした後、沸騰したお湯でサッと1〜2分下茹でしてザルに上げるだけで、嫌な酸味と匂いがきれいに抜け、だしの染み込みが劇的に良くなります。たけのこのヒダの間にある白い粉状のものはチロシン(アミノ酸の一種)なので無害ですが、気になる場合は竹串の先などで優しく取り除くと見た目が美しく仕上がります。