面接官が見ているのは、受け答えの内容だけではない。面接室のドアを開けた瞬間の姿勢や、椅子に座る前のカバンの置き方、退室時にドアを閉める直前の一瞬の表情まで、細部にわたる立ち振る舞いが厳密に観察されている。
よくある落とし穴が、面接が終わった安堵感から生じる「気の緩み」だ。挨拶を終えて背を向けた途端に肩の力を抜いたり、退室後に廊下で大きなため息をついたりする姿は、思わぬ場所で社員に見られている。面接室を出て、企業の建物から完全に離れるまでが選考の一部であるという意識を持てるかどうかが、プロとしての信頼感を生む。